「子どもが箸に興味を持ってきたんだけど、どうやって教えよう。」
「○才になったし箸を教えたいんだけど・・・」
箸指導を子どもにしたいと思っている人必見!現役保育士がおすすめな箸の教え方を詳しく伝授していきます。
難しそうに見える箸指導ですが、遊びながらやっていくとあっという間に上達できるんですよ♪
箸指導におすすめな年齢
「○才になったから箸指導しないとダメ!」というような年齢制限はありません。
実際、関東のとある県内で一番のマンモス園で勤務している筆者がアンケートを取ってみたところ、どの子もバラバラな年齢でした!「早いほうがいい」「遅いとダメ」というのは子育てにはいっさい関係ありません!
強いていうのであれば「子どもが箸に興味を持ったら」程度でいいでしょう。親が強制してしまうと子どものやる気が半減してしまうため要注意。子どもの意見を大切に始めてみてくださいね。
始める年齢平均
3才:70%
2才半:20%
3才半以降:10%
多くの家庭で3才の誕生日を迎える頃に箸指導を始めていました。あくまで目安のため、お子さんと相談しながら始めてみてくださいね。
箸指導の始め方
箸指導を始める前にやっておくべきことがあります。子どもがスムーズに「箸を持ってご飯を食べたい!」と思えるように事前準備をしていきましょうね。
箸に興味を持ってもらう
最初に重大なのは「子どもが箸に興味を持つこと」です。子どもが箸に興味を持たなければ無理に箸指導を始める必要はありません。いつかは箸に興味を持つはずだからです。
特に保育園や幼稚園に通っていれば尚更!周りの子から箸の話を聞いたり、箸指導が園内で始まれば子どもはどうしても興味を持ちます。無理に押し付けるのは絶対にNG!子どもの気持ちを尊重していきましょう。
大人が箸を使用しているのを見る
いつかは興味を持ってくれる箸ですが、具体的におすすめな興味の持たせ方を伝授していきます。
一つ目は「大人が使用している場面を見せ、子どもの気を引かせる」です。
「箸なんていつも使ってる!」と思われる人も多いかもしれませんが、大事なのは「オーバーに行うこと」です。いつもとは同じ道具を使っても、大人が一言「箸で食べるのは美味しいなあ」「箸でこれ取れるんだよね〜」など独り言のようにいうだけで子どもは意識してくれます。
子ども達は「大人と一緒がいい!」と思う心理が働くため、ぜひオーバーリアクションで箸を使っていることをアピールしてみてくださいね。
一緒に箸を買いに行く
第二ステップとして、子どもと一緒に箸を買いに行くことが重要です、大人が使ってもらいたい箸を購入するのもいいですが、おすすめは「一緒に買いに行くこと」。
一緒に買いに行くことで子どもも自分の箸だということを意識し始め、やる気がどんどん出てきます。
ここで注意して欲しいのがなるべく「トレーニング用の箸」は購入しないこと。よくおすすめされていますが、トレーニング用の箸を使うことが癖づいてしまい、普通の箸ではなかなか食べられなくなってしまうことも。最初は時間がかかりますが、普通の箸を購入することをおすすめします。
注意ポイント
トレーニング用の箸は使用しない!
箸指導開始!
実際に箸指導を始める順番をご紹介します。
進め方
- 上の箸の持ち方の練習をする:箸を一本使用し、ペンを持つように箸を一本だけ持つ
- 一本だけ持ち、箸を上下に動かしてみる
- 下の箸も入れる:親指と人差し指の付け根のところに箸を刺し、薬指の爪の横に刺して固定。下の箸は基本的に動かさない!
- 二本の箸をくっつけたり放したりする
箸が上達すること間違いなし!箸を使ったおすすめな遊び
箸を使用したおすすめな遊び方をご紹介します。現役保育士の筆者が実際に保育園で取り入れている遊びですよ!
ポイント
- 箱を用意し、口の部分に空間を作る(保育園ではよくティッシュ箱の中央に大きめな穴を開けていました!)
- 中に小さなフェルトボールを入れる(ボールじゃなくでも小さめなものだったらなんでもオーケー!)
- 中にあるフェルトボールを子どもにとってもらう
たったのこれだけ!保育園ではよくティッシュ箱に紙を貼り付け、その周りに絵を描いて子どもが楽しみながら行えるようにしていましたよ。穴から物を取るだけと簡単な作業ではありますが、これが箸指導にぴったりなんです。
どの子もこの遊びで上達したと言っても過言なし!ぜひ遊びつつ箸のトレーニングに取り入れてみてくださいね。
まとめ
箸指導についてご紹介してきました。箸指導を始める年齢にきまりはありません。多くの家庭が3才の誕生日前後ではありますが、一番大事なのは「子どもが興味を持ったら」です。
子どもが興味を持つために大人が何をするかが重要なんです。
ポイント
- 大人が箸を使用しているところを見せる
- 一緒に箸を購入しに行く
この2点を行えばどの子も箸に興味を持つはず!ぜひ実践し、スムーズに箸指導することができるようにしていきましょうね♪